アイリーフへ入職して15年になりますが、いろいろな方との出会いがあり、あっという間に過ぎた気がします。当初は認知症の方を目の前にして戸惑う事ばかりでしたが、皆さんをみていると、自分が認知症になっても怖くないな、と今は思えるようになってきました。
現在、グループホームの1階で暮らしている方は、歌が大好きな方ばかりです。よくこれほどまでに揃ったものだと感心している次第です。
どなたかが「ここはどこ?」「訳が分からん!」「息子は先に帰ってしまったの?」など、不安になったり、寂しさを感じられた時は、誰からともなく歌を歌い始めます。懐かしい童謡をひと通り歌う頃には、寂しさや悲しさを少しの間だけ忘れることができます。


現在、皆様の一番のお気に入りの歌は、昔むかしの演歌です。歌詞を大きく書いてくださり、ホールの壁に掲示しました。それを見ながら毎日歌っておられます。
「ええ歌じゃねえ」「のど自慢に出られるよ!」「あんたあ、美人じゃけえ歌手になれるよ」など、話は盛り上がります。そしてまた、「あの歌うたおうや!」「今日まだ歌っとらんわ」と今日初めて(と思って)お気に入りの歌の合唱が始まります。毎回初めてでも、歌詞はしっかり覚えておられます。普段あまりお話しができない方も、歌になると皆様と一緒に歌われます。本当にすごいことです!


本当はご家族に会いたいのに、なかなか叶わない、「自分はこれからどうなるんだろう」などの不安を抱えながらも、皆さま大きな声で歌をうたって悲しみを忘れようとされている姿が愛しくて、私も一緒に、いえ、もっと大きな声で何度も何度も歌っています。
グループホーム
アイリーフ五日市
介護士/1階リーダー 浅田 由美