気温が少しずつ暖かくなり、桜の花もほころび心浮き立つ季節になりました。
季節の移り変わりに変化がある様に、介護現場でもご入居様の日々の変化に気付くことがよくあります。
入退院してホームへ戻られ歩行力が弱くなったご入居者様が「歩きたい」と言って杖を使い歩き、最初は5mで「足が痛い、疲れた」と言って、車椅子へすぐ移ってしまっていました。しかし毎日少しずつ歩行を続けることにより室内歩行ができるようになりました。
ご利用者様の変化の中でも最も注視していることは自らが声を出して訴えることができない方です。
ご利用者様の食事時間が長くなっていることに気づき、「なぜ食事時間が長くなったのか?」とじっと見て変化を確認すると今までスプーンでご飯をすくって召し上がっていましたが、ご飯をすくった後、口元へスプーンを運ぶ前に落としてしまうことを繰り返している姿でした。
そこでスプーンの大きさを変えてみたりチームで試行錯誤しながらたどり着いたのは、福祉用具の曲がったスプーンに変更することでした。
ご飯が食べやすくなったことでご自身も満足にできるようになったご様子で笑顔が増えました。
介護をしていてご利用者様の変化に気付く事はすごく重要です。
ご利用者様の変化に気づき改善する事で自立の維持・向上に繋がります。
私自身、この様な変化に気づきご入居者様の生活の改善が出来た時は介護職として心からやりがいを感じます。
このコラムを見てくださっている方、エクセレントでやりがいのある仕事を一緒にしませんか?
どうぞ、宜しくお願い致します。
介護付き有料老人ホーム
エクセレント町田
ケアテックリード 前田 尚久