ホームに入居して諦めたことも実現させる工夫と笑顔と

2024.05.08 / エクセレント町田

介護付きホームに入居される方の中には、病気等により自宅での生活が困難になる等の事情から、やむなく入居されている方もおられます。
自分のやりたいこと、日々当たり前に感じていたことが、ホームへ入居すると当り前じゃなくなることもあります。自由に外に出て、好きな物を飲んで、好きな音楽やテレビを見て、ちょっとお腹すいたらお菓子を食べたり…

特に認知症の方は入居すると表情が暗く、塞ぎがちになるように感じます。
それでも楽しい時には笑顔を見せてくれますし、「ありがとう」と感謝の言葉も述べてくれます。

やはり働くからには人に感謝されたいですし、介護の仕事は直接相手から感謝の言葉を言って頂けることが最大の魅力に思います。

長い長い人生の最後の時間に、わたしのような若者(利用者様から見ると)と出会うことも何かの縁だと思います。

私たちは皆様の笑顔を引き出して、「今日は何もない1日だった」ではなく、「なんだか今日は楽しかった。明日は何かあるかな」「来月は何か催し物があるかな」「来年は…」と楽しい未来を向いて、日々の生活を送って頂き、その生きる活力を引き出すのもわたしたちのウデ次第だと思ってます。

入居者様のほとんどは私の名前を憶えていませんが、顔と印象は覚えています。
「あぁ、あんたが仕事?今日は楽しい日かな」「安心するな」と言って頂けたら私も嬉しく、仕事のモチベーションのひとつになります。

先日、レクの一環でノンアルコール飲料を提供しました。
病気だからお酒は飲まない!という方も、ノンアルコールと説明したら、笑顔でグラスを出し、注がれるビールを一気飲みしてました。
普段、中々水分が進まない方も、レモンサワーをお代わりし、他の職員たちも嬉しく、驚きました。
ビンゴ大会をして景品をもらって嬉しそうな笑顔を見ていたらこちらも嬉しい気持ちになりました。

桜が満開の時には時間を作ってお花見ドライブ、近場の桜並木を見に1人ひとり車椅子を押して外出したり。それだけでも「外の空気はいいね」「きれいな桜がみれた。来年も見れるように頑張ろう」と生きる活力が湧き出てきます。

「入居したら出来なくなる…」とあきらめていたことも、ほんの小さな工夫とアイディアで実現出来たり、楽しい時間になったりします。

介護の仕事は一人では出来ません。
仲間がチーム一丸となって入居者様を支えていくには多くの仲間が必要です。
ここまでこのコラムを読んで下さったのにも何かの縁があったと思います。
一緒にエクセレントの仲間になりましょう。

介護付き有料老人ホーム
エクセレント町田
介護リーダー 山本 明



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