本格的な夏が到来し、外に出る事も億劫になっております。
「お出掛けしたい」「遊びたい」「何かしたい」と考えているお客様も多くいらっしゃいます。しかし、でも…暑くて出られない、熱中症や脱水が心配で中々行動に移せない…という状況がありました。
スタッフで色々と考え、「では、私たちで出来る事をしましょう」「外から呼びませんか」とお客様を楽しんで頂くイベントを提案しました。
喫茶、ヨガ、ミュージックセラピー、フラワーアレンジメントを行う事としました。
イベントは5月から順次開催しており、毎週何らかのイベントを開催する事となりました。
喫茶は「Cafe平塚」として開催しており、純喫茶をイメージしています。
その月や季節に合わせたメニューを提供しており、前回の開催ではコーヒーフロートを提供しました。
「久しぶりに飲んだわ」と大変喜ばれています。
コーヒー豆から厳選しており、買い出しにも気合が入ります。
次の季節メニューは、メロンソーダにするか、かき氷にするか…スタッフと「どうしましょう」「これもいいですね」と楽しく迷っています。
車椅子ヨガは、地元(平塚市)の先生に来ていただいています。
高齢者でも参加する事ができる、座って行うヨガです。
お客様も「え?ヨガ・・・私やった事ないわよ」「もう無理よ、身体が固いし車椅子よ」と積極的に参加しようとされる方が少なかったのですが、呼吸法だったり、座ってでも出来る事をお伝えすると、徐々に興味を持っていただき参加されました。
先生が「呼吸を整えましょう」「手を白鳥のようにあげて、私はモデルよと思う位のポーズをしましょう」などお声掛けすると、皆様もシャキッとポーズを取られてました。
様々なポーズや全身を使った運動を行ったあとは、皆様も姿勢が良くなっていました。
飲水時間を設けながら、たっぷりとヨガを堪能されています。
お客様の中には「実は先生に教わった事を、部屋で毎日行ってるのよ」と楽しんでおられる方もいます。
ミュージックセラピーでは昔懐かしい歌を歌いながら、珍しい楽器を使用し、全員でセッションを行っています。
小さいオーケストラのようで、まるでエクセレント平塚の交響楽団のようでした。
「歌はいいね」「先生の生演奏の中で歌えるのは幸せですね」と満足されています。
フラワーアレンジメントは地元の先生と、地元の農家さんが栽培しているお花を使用しています。
細かく何度も差し替える方や、自分の好みで花を切って活けるという事は、皆様個性が出ます。
「生のお花はいいわね」「昔はよく活けてたわ」と懐かしむ方もいらっしゃり、とても楽しまれていました。
様々なイベントに参加する事で、普段はあまり話をされない方や、表情が薄い方も笑顔でお話しをされている姿を見て、スタッフも「こういう表情もあったのですね」「皆様楽しそうですね」と新たな発見もありました。
私たちが提供している介護とは生活の一部です。
日々の介助に時間が追われ、生活をするという事が忘れがちです。
生活をするという事は、楽しく世の中を生きると考えます。
エクセレントの品質方針でもある「退屈させない介護」、楽しいレクリエーションにも繋がります。
お客様がいらっしゃる事で私たちが活きます。
エクセレント平塚はお客様が創り上げています。
私たちは、お客様に日々の生活を充実し、忙しくも楽しい毎日が提供できるように尽力してまいります。
介護付き有料老人ホーム
エクセレント平塚
施設長 小松 隼人