新たな仲間と共に

2023.07.25 / スイート帝塚山

私は令和3年12月に入職し、翌年の8月より介護リーダーを務めさせていただいております。

スイート帝塚山では、入居者様にもおやつや誕生日会のケーキ作りに参加していただいたり、菜園のトマトの水遣りや収穫(今年は、ミニトマトだけでなく中玉・大玉のトマトとオクラも少し植えました)を手伝っていただき、食の楽しみを引き出す援助に取り組んでいます。

また、入居者様に楽しく笑顔で過ごしていただけるように、家事作業や余暇活動、季節の飾り付けや行事、地域交流を通して、希望に寄り添うケアの充実を図っています。

そんな中、今回は今年4月より新たに加わった職員について紹介させていただきます。

新たな仲間 ~ナマステ!~

今年3月に介護福祉学科の課程を修了したネパール出身の男性が、スイート帝塚山の介護職員として一緒に働くこととなりました。
まだ入社して3ヶ月程ですが、仕事に真摯に向き合う姿勢から素直で誠実な人柄であることがよく分かり、入居者様や職員とも直ぐに打ち解け合っていました。

彼が勤務しているユニットの入居者様より、「頼りがいがあるわ」「いつも優しいお兄ちゃんやわ」との声が聞かれ、このような評価をいただけるのは、笑顔での声掛けや一人ひとりの歩幅に合わせた丁寧な歩行介助など、彼の入居者様への接し方にあるのではないかと感じています。

ネパール語には、「おはよう」も「こんにちは」も「こんばんは」も「さようなら」も時間帯に関係なく使える『ナマステ』という挨拶の言葉があることは日本でも良く知られていると思いますが、お客様や年配の方、目上の人には、『ナマスカール』を使うと先日教えてもらいました。

また、ネパールではビクラム暦が採用されており、西暦2023年4月14日がネパールでは新年を迎える日でビクラム暦2080年のスタートだったそうです。つまり、日本の1月はネパールでは4月中旬~5月中旬であり、令和5年の7月は2080年10月中旬から11月中旬にあたるそうです??
でも「安心してください!」、書いている私もチンプンカンプンです (笑)

地域交流 ~異文化交流?~

7月9日、地域の氏神様である生根(いくね)神社の夏祭渡御式獅子舞巡行があり、町会長様のご協力の下、「家内安全」「無病息災」を願うお祓いの神事に参加させていただくことができました。迫力ある獅子の舞いを間近でご覧になった入居者様は、少し怖がりながらも「有難い」と大変喜んでおられました。

終了後、撮影した写真を彼と一緒に確認していた時、入居者様が獅子舞に頭を噛んでもらっている様子を見て、「あれはおまじないですか?」と興味深げに聞いて来られました。日本の伝統文化を伝えていくと共に、ネパールにはどのような行事や食文化があるのかなど、お互いの国を知っていくことで、入居者様に楽しんでいただけるレクリエーションの企画の幅も広がるのではないかと感じています。

ご家族様や地域の皆様のご支援の下、これからも仲間と切磋琢磨しながら、笑顔の絶えない明るい施設づくりに精一杯取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

グループホーム スイート帝塚山
介護リーダー 田中 大雄



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