こんにちは!
グループホームスイート帝塚山の介護スタッフの尾髙と申します。
些細な興味から介護職員初任者研修を短期コースで受講。資格を取得してから1ヶ月足らずでエクセレントグループの株式会社タフティサポートに入社。それからは2つの事業所で働かせていただき、早いもので勤続9年になります。悩んだりすることもありますが、この仕事を割と楽しんでいるのではないかと思います。
特にレクリエーションでは、マイクを持っての司会、派手な殿様の恰好でダンス、女装かつ化粧などなど、学生時代ですらやったことのないこともしました。緊張やら不安やら恥ずかしさやら…色んな重圧に心が押しつぶされそうになりながらも(笑)。でも、これがご利用者様にすっごく喜んでいただけるんです!笑ってくださるんです!拍手に「楽しかったよ~」の一言まで添えてくださるんです!ご利用者様の心からの笑顔や優しい言葉、それだけで心労なんて全て吹き飛んでしまうのです。
高校生の頃、【ダンス】の授業があり、在校中、実際に国体の開会式のセレモニーで全校生徒による演舞を披露したことがあります。当時としては時代の先駆けだったのかもしれませんが、「何のためにやっているんだろう?」と思っていました。今考えてみると、【ダンス】は全身を使うので健康的ですし、リズム感も良くなるでしょうし、自己表現だってできそうです。グループの場合だとコミュニケーション能力も必要不可欠ではないでしょうか。兎にも角にも、あの頃の経験が10年近く経ってから活かせる日が来るなんて、当時は全く思っていなかったわけです。
9月の『敬老会』でも僭越ながら司会を務めさせていただきました。今年は体調不良のご利用者様もおられず、27名全員揃っての賑やかな会を催すことができ、大変嬉しく思いました。
先日は、スイート帝塚山の近くの施設が開催されている『オレンジカフェ』でフラダンスの催しがあったので、ご利用者様3名と一緒に行って参りました。フラダンスが始まると、少しでも前でご覧になりたかったのか、じわじわとご自分が座っている椅子ごと前に詰め寄ろうとされたご利用者様が微笑ましかったです。フラダンスをご披露してくださったダンサーの皆様の年齢が、ご利用者様とほぼ変わらないと伺いびっくりしましたが、逆にパワーをいただいた感じでした。
最後に、司会の方から「スイート帝塚山さんも記念撮影しませんか?」とお声掛けいただき、「ハーイ!」と元気よく手を挙げてお願いいたしました。2名のご利用者様がパウ(フラダンススカートのことを『パウ』って言うそうです。)を履いてレイを掛けてもらい終わると、「僕も履いていいですか!」…「いいですよ!」とのことだったので履かせていただきました。どこからか「(スカートのゴムが)伸びるんちゃう?」と小さな声が聞こえてきたような気もしましたが、ご利用者様との記念撮影なんですから、そりゃあ履かせていただくに決まっているじゃないですか。(笑)
ご利用者様に楽しんでいただくには、まず自分が『楽しむ』こと。それから『楽しむ』を共有すること。結果的に言えば、『相手も楽しんでこそ成立する』と思っています。この考え方に気付いたのは、最近のことでした。そして、私は今、スイート帝塚山でご利用者様と共にレクリエーションを楽しんでいます。
さて、次はどんなことで楽しもうかな!!
グループホーム スイート帝塚山
介護士 尾髙 昭成