当たり前に地域で暮らすこと

2023.11.22 / スイート帝塚山

住吉大社『宝乃市神事(升の市)』に!

10月17日(火)秋晴れ!!

ということで、入居者様6名をお誘いし、住吉大社の『宝乃市神事(升の市)』に行って参りました。住吉っさん(住吉大社)の周辺は入居者様との普段のお散歩コースでもあり、緑豊かな境内では森林浴のような参拝をさせていただいております。

景色や町並みを眺めながら、鳥の声や風の音を聴きながら、時には看板やポスターに立ち止まって見たり、「あっ、車が通るよ。みんな気を付けて!」「ここのパン屋さん、とっても美味しかったんだって~」そんな会話が聞こえてくるのも楽しみながら、入居者様とスタッフがゆっくり道を歩く……そのほのぼのとした後ろ姿に私はいつも癒されています。入居者様にとってもスタッフにとっても、地域の道が親しみのある道になるといいなぁと思っています。

『宝之市神事』は、住吉大社の御神田で育った稲穂を刈り取り、五穀と共に神様にお供えする特殊神事で、神功皇后が三韓より帰還された際、貢物や百貨をもって『市』をたてたのが始めとされ、『宝の市』は、わが国最初の『市』であり、商都大阪の起源とも伝えられているそうです。かつては商いで最も大切な升が売られていたことにより、別名『升の市』とも呼ばれています。

西大鳥居(一の鳥居)近くの境内では、昔の計量器の展示やさまざま地方の物産展が催されており、私達が着いた時には、丁度、女流落語家さんによる口上・南京玉すだれが始まったところでした。「アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ~♪」の明るい掛け声、弾む手拍子に、「私も踊りたくなってきた~」と仰る入居者様もおられました。干支が描かれた升もいただき、「そろそろお昼ご飯だね~」などとお話ししながら、歌も唄いながら帰ってきました。

行きたいところは何処ですか?

そう入居者様に訊ねると、「急に聞かれると悩むなぁ~」「もう年取ってるし、此処に居てるわ」「一遍故郷に帰りたい」「お寿司食べに行きたい」「私は甘いもんがええわ」「連れて行ってくれるんなら何処でも嬉しい」などのお答えが返ってきます。外に出ることをあまりを好まれない方もおられますが、気候の良い季節は尚の事、お日様に当たり外の空気を吸うとパッと表情が明るくなられる方が多いように思います。

スイート帝塚山では、家族様とお散歩や外食に出掛けられる方もおられます。私達スタッフからのお誘いは偶にではありますが、少しずつ機会を増やしていきたいと考えています。

地域の方々との助け合いも大切に!

10月の運営推進会議の中で、町会長様より、11月11日に地震発生を想定した住吉区総合防災訓練が予定されているとのお話を伺いました。これは是非参加させていただかなければと思い、田中リーダーと行って参りました。町会の一時避難場所である特別養護老人ホームさんでは、地域の防災担当の方より、災害時の備えについての説明を聞かせていただき、参加者からは、携帯用トイレの使用方法やペットとの同伴避難はできるのかなどの質問がありました。町会の災害用備品も見せていただき、最後に災害時避難所である住吉小学校までの安全なルートを教えていただきました。

これから先、大きな自然災害が起こらないことを願っておりますが、やはり備えは必要ですし、何より普段からのご近所つながり、地域とのつながりが大切だと再認識することができました。

スイート帝塚山に新クラブ発足!

現在、スイート帝塚山には【園芸・菜園クラブ】と【ブラックボード手書きクラブ】がありますが、つい先日、新たに【マツケンサンバⅡクラブ】が発足しました。マツケンサンバⅡといえば、まずはあのキラキラサンバ棒を制作しなくてはなりません。‟只今、食品包装用ラップの芯大募集中!!“ です(笑)

やる気満々のスタッフが、「一緒に踊りましょ!」と入居者様にも声を掛けさせていただく姿がみられるようになった今日この頃、どれくらいの入居者様がクラブに入ってくださるのか楽しみです。

年忘れ会? 新年会? お誕生日会で、なんていうのもいいですよね。まぁ焦らずに、楽しいことはじっくりコトコトと、みんなで味わいながら参りましょう。次回のコラムにてご報告できますように...

スイート帝塚山のマツケンは誰だ?
乞うご期待! オレッ!!

グループホーム スイート帝塚山
施設長 山上 和恵



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