えくせれんと国府に介護職員として入社し、1年半が経ちました。
2ユニット、18名の利用者様と共に過ごすなかで、一番気をつけている事は声かけです。
声の大きさや語尾の強さ、利用者様の感情によって、毎日同じ声掛けを行っても相手に伝わる事が違い、表情にも違いがある事を感じました。
業務の流れで、いつもと同じ声かけを行っても、利用者様は「同じことしか言わない」「私の事をきちんと見てくれない」と感じられ、信頼関係が崩れる可能性があります。改めて日々の業務の中で、介護現場では利用者様との信頼関係を築いていくうえで、コミュニケーションは欠かせないと感じています。
利用者様とじっくり話をすること、聞くことだけがコミュニケーションではなく、普段の些細な声かけこそ、コミュニケーションを積み重ねて行き、信頼関係を構築出来ると思います。
まず初めに、私が取り組み実施した事は、いろいろなタイプの声かけがありますが、利用者様の気持ちを明るくできるような声かけ、利用者様が笑顔になって頂けるような声かけを大切に行いました。
次に取り組んだ事は、話すリズムやイントネーション・速度です。
早口で話しかけられても、きつい口調だと感じられてしまいます。
また、利用者様の中には、耳が聞こえづらい方がいらっしゃいます。特に高音域や、ボソボソとした話し声は聞き取りづらいと思いますので、声かけをする際は、落ち着いたトーン、少し大きめの声で、ゆっくりハキハキと話すことを意識し、さらに、言葉の始まりから力を入れて、お話するように行いました。
次に、声かけをする際の表情は、明るい笑顔を心掛けました。
強張った表情で話しかけると緊張感が伝わり、「これから何をするのだろう?」と、利用者様は不安に感じてしまいます。
普段の会話は、マスクを付けている状態でも安心感を与えられるように、口角を上げて明るい表情で話しかけるようにし、時にジェスチャーを取り入れ話すことで、話の内容を理解してもらいやすくなりました。
これらの事を実践していくうちに、声かけ・傾聴で利用者様の些細な変化にも気づくことが出来ました。
声かけを工夫することは、利用者様の為だけでなく、介護職員が安全かつスムーズに仕事を進めるために、とても重要だと改めて認識しています。
これからも、施設長や先輩職員の方々にアドバイスを頂きながら、利用者様お一人お一人と、明るく私らしくコミュニケーションを取り、信頼関係を大切にしたいと思っています。
エクセレントグループでは、社内研修が受講できます。
また月に一度の全体会議で、私自身の気づきになるような取り組みがあります。
常に、利用者様と向き合い、私自身がスキルアップをし、学び続ける努力も続けたいと思っています。
これからも、利用者様の尊厳を守り、日々を満足されるケアを心掛け、丁寧に業務の取り組みたいと思います。
グループホーム えくせれんと国府
介護士 小原 美木