私は2012年4月からデイサービス鹿鳴館で勤務しています。主な勤務内容は以下の通りです。
・朝の脳トレ等の準備を行い、本日の訓練の予定確認
・利用者様をデイに送る送迎業務
・利用者様の自宅での生活機能チェック
・小集団訓練や個別機能訓練業務
・個別機能訓練計画書の作成、評価、利用者様の身体機能評価
訓練を行う上で注意している事は、利用者様にできるだけ楽しんでもらえる環境作りです。
いくら良い訓練でも利用者様自身が楽しみを持って参加出来なければ継続できません。
そして訓練にはできるだけ分かり易い説明、内容で参加してもらえるようにしています。
そうすることで訓練に参加しようという動機付けが出来、活動の範囲やADL(日常生活動作)の向上に繋がると考えています。
訓練内容で一番注力しているのは歩行です。
人間のADLで最も重要なのが歩行だからです。
歩行ができる方は「下肢筋力の維持」「立位バランスの安定」「姿勢の保持」ができています。
それらが複合し連動する事で転倒しないADLを獲得できます。
中にはふらつきが強い利用者様もいます。そういう場合は介助や見守りを行い、参加してもらっています。
私自身、まだまだ勉強不足な面もあります。
多職種と連携しできるだけ多くの利用者様にデイサービス鹿鳴館を楽しい場として利用してもらい、転倒しない生活を送ってもらいたいと思います。
道場の門を叩いて30年が経とうとしています。
現在は地域の柔道協会に加入し、柔道参段、審判C級ライセンスを取得し、道場の指導補助で参加しています。
私が今も柔道に関わり指導を行っているのは、中学生の時に地域企業の柔道部の方々の指導があったからです。仕事で忙しい中、教えて頂いた事に感謝し、今では私が指導し地域に恩返しをしようと道場に通っています。
私が関わっているのは、中学生、高校生、大学生、柔道に興味を持った地域の方々です。
柔道の作法や技の技術的な面と打ち込み、寝技、乱取り(簡略的な試合)などの実践的な指導をしています。
2020年より新型コロナウィルス流行により、長期に渡り練習から遠ざかっていました。
しかし、コロナが「5類感染症」に分類されるようになり、感染対策の徹底を行う事により練習を再開することができるようになりました。
地域の皆様に支えられたから今の自分がある。
柔道を通じて地域に還元する事、地域の皆様と関わりを持つ事は、できる限り継続していこうと思います。
私の行っている事は地域にとってほんの小さな力かも知れませんが、その一歩一歩が同じように考え行動してくれる若者を増やし、より熟成された社会となる事を願って。
デイサービスセンター
エクセレント鹿鳴館
機能訓練指導員 斉藤 彰