徳島の有名銘菓「小男鹿本舗冨士屋」様協力のもと、入居者様の目の前で和菓子を作成してお抹茶といただく催しを開催しました。
冨士屋を代表する銘菓小男鹿の由来は、
明治天皇御製
月もいま のぼらんとする 山の端に
たかく聞ゆる 小男鹿のこゑ
「小男鹿」は、牡の鹿である。「小」(さ)は接頭語または美称あるいは小の意味と解されています。
「小男鹿」は、万葉のころから、古のみやびおの人々に愛され、その心を捕らえてきました。しばしば、和歌に歌われ、或るときは句によまれ、雅人の心を慰めてきました。銘菓「小男鹿」は、その様な牡鹿の姿と雅び男のこころをお菓子で物語ったものであります。(小男鹿本舗冨士屋ホームページより)
そんな老舗の味を堪能する貴重なものとなりました。
徳島銘菓で有名な小男鹿。冨士屋の店主が実演提供して頂いた和菓子は上品で、お抹茶と一緒に食べるひと時はとても雅で至福のものとなり、入居者様からも〝美味しい″〝幸せ″〝もっと食べたかった″などなど歓喜が沸き笑顔の絶えない時間となりました。入居者様にとってというより、「人生を歩む」においての【食】の大切さを再実感する瞬間でもありました。
職員から「美味しいあんこを作るには」「だんごを上手に作るには」の質問に、作り方を丁寧に説明して頂けました。教えて頂いたレシピはまたの機会に発信できればと思います。どうぞお楽しみに…
また、心に残るお話もありましたので紹介させて頂きます。
「私たち職人が美味しく作るのではなく素材が美味しさを決める。そのお手伝いを私たちがしているだけ」と言われていました。とても印象的で和菓子の奥深さを知ることとなりました。
この催しを快くお引き受けして頂いた小男鹿本舗冨士屋様本当に有り難うございます。
介護付き有料老人ホーム
エクセレント徳島
機能訓練士 三谷 佳子