皆さん、「四国八十八か所参り」をご存じですか?
簡単に説明すると、四国4県に散在する88の札所を巡礼する旅のことです。かつては修行の道でしたが、今では改めて自分を見つめなおす旅として人気となっています。
その、八十八か所巡りをする方々を「お遍路」と呼びます。
えくせれんと国府では、約10年前からお遍路さんの「お接待」を行っています。
「お接待」は、飲み物やお菓子を無償で施すことを言います。
四国には「お接待」という文化が根付いており、お遍路が過酷な旅であることを知っています。
そのため、お遍路さんを応援する気持ちを込めて、「お接待」をします。
月に1度、第十四番札所である「常楽寺」へ、近所の化粧品営業所の所長さんとスタッフさんとともに「お接待」に出かけています。
お接待の品は、入居者様が心を込めて作った折り鶴とお遍路さんにあてたメッセージカードと飴をセットにしてお渡ししています。
接待していると、高齢の入居者様の接待に「おばあちゃんに接待されて、ありがたいです」「長寿をあやかれます」など、とても喜ばれています。
また、入居者様も地域の方や外部の方との交流に胸はずませ、生きる意欲になるとおっしゃってくださいます。
“グループホーム えくせれんと国府”は地域の支援を受け、交流を大切にし、これからも「お接待」という文化を続けていきたいと思います。
えくせれんと国府
主任 久米 あかね