たいせつなこと

2022.03.15 / スイート嵐山

皆様にとって、「たいせつなこと」とは何でしょうか?

漠然とした質問で、答えにくいかもしれませんね。
「仕事」「家族」「友人」「恋人」「お金」「趣味」…はたまた別のことかも知れませんね。

とある出来事から、ふと考え、過去を思い返すと自然と涙が溢れてきました。
私事ですが少しばかり、ご紹介させて頂ければと思います。

私はエクセレントケアシステムに入社して、8年が経過しました。
21歳で入職した私も、気付けば30歳になりました。
時間の流れとは、ほんとに一瞬のようにですが、これまでに、介護職・介護支援専門員・管理者として、たくさんの出逢いと別れを経験させて頂きました。

楽しい思い出もたくさんありますし、悲しい経験もたくさんしました。
いつの日からか、悲しさの感情はあまり表に出てこなくなりました。
これは、心が枯れているからなどでは無く、ひとつひとつのご支援に、今できる事を精一杯、後悔のないように自分なりに取り組んでいるからです。

できる事なら、ずっと皆様と笑顔で楽しく過ごしていたいのですが、このお仕事は、そういうわけにも行きません。
いつの日か、最期のお別れの日が来ます。心の準備期間があるお別れもあれば、突然にお別れの日が来ることもあります。
職員である私共でも、別れとは辛く悲しい出来事です。
ご家族の皆様の悲しみは、私たちが推し量ることのできない悲しみだと思います。
だからこそ、私たちは、今日という日が幸せであるように、ご支援を続けなければなりません。

とある出来事。先日も、突然のお別れがありました。
8年も勤務をさせて頂いていると、以前にいた事業所のご家族様からも、時折、ご連絡やお手紙を頂くことがあります。

エクセレントでは、とても大切にしていただいて、ありがとうございました。
・・・感謝と共に と綴られたお手紙とともに絵本をご寄贈頂きました。

絵本の作品名は「たいせつなこと」

この絵本は、日常にある、当たり前のような事を、本当はたいせつなことだと教えてくれています。
絵本の最後のページには

あなたが あなたで あること

皆様にも大切にしてほしいことです。

長くなりましたが、これまでのご縁に感謝し、これからのご縁にも感謝を忘れることなく、職員の皆さんと共に、ご利用者様・ご入居者様・ご家族様・地域の皆様に、愛される素敵なスイート嵐山となるように取り組んで参ります。

グループホーム・小規模多機能型居宅介護
スイート嵐山
圓實 一博



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