パソコン、スマートフォン、タブレット等の普及により、いつでも気軽に知識や情報を手に入れられる時代となりました。出版市場、特に紙媒体の書籍出版はマイナス成長となっています。
そんな時代の中、私は本が大好きなのであります。自室は書棚に囲まれており、古びた本の香りに包まれてゆっくりと読書をする時間は、私にとって大切で有意義なひとときです。
自慢するわけではありませんが、この25年ほど年間200冊、月間17冊を目標として本を読むことを大切にしてきました。このような時代になっても、私はデジタルでの読書に代替することに抵抗を感じています。
「理由は?」と聞かれると…同じ内容のものをスマホで読んでも紙で読んでも変わらないので答えに窮するのですが、あえて理由を付けるとするならば、真新しい本を手に取ってパラパラとページをめくり、紙の香りを楽しめるから…くらいしか思い浮かばないのですが、とにかく私は本が好きなのです。
さて、前置きが長くなりましたが、エクセレント立川プレミアには「エクセレントプチ図書館」を設置しております。まだまだ蔵書は少ないのですが、介護に関する「最新のもの」「伝統的なもの」「専門的なもの」「読みやすいもの」を集めて職員が誰でも手に取って読むことができるようにしてあります。
できるだけ多くの人が本を手に取り、本を読んで学び、知識を身につけていただきたい。そういう思いで少しずつ本を増やしていっております。
一人で本を読むことだけではなく、エクセレントグループでは人材開発部により年間40種以上の研修を実施しており、学べる機会を多数設けております。それは学ぶことを通して成長していただきたいからなのです。
「介護って体を使う仕事でしょ?あんまり頭は使わなくてもいいんじゃないですか?」と聞かれることがあります。いえいえそうではありません。知識に裏付けられた技術こそが真価を発揮するのが介護の現場です。体のポジショニングひとつとっても、見様見真似では習得できない技術があります。
正しい身体の使い方を学ぶことで腰や肩などの負担が軽減されるだけではなく、介護される側も安心して身体を預けることが出来るようになるのです。
このように、仕事を通じて学習するということは人間として成長するということにもなるのです。そして成長することをその人が実感することが出来るとそこに「やりがい」が生まれるのではないでしょうか?
「やりがい」のある仕事をして、誇りをもって地域で一番の介護を提供できる施設だと胸をはって仕事が出来る場所を目指しているエクセレントケアシステムで一緒に働ける日をお待ちしております。
介護付有料老人ホーム
エクセレント立川プレミア
支配人 齋藤 一成