おせっかい商店街 〜地域とともに歩む、持続する未来の架け橋〜

2025.12.26 / エクセレント衣笠

節目に寄せて

いつもお世話になっております。
エクセレントケアシステムに入社して12年が経ち、来年2月には13年目を迎えます。この12年間には本当にさまざまな出来事がありましたが、多くの仲間や先輩方、お客様・ご家族様・地域の皆様に支えていただき、ここまで歩み続ける事ができました。

今年はちょうど本厄の年で、仕事でも私生活でも思わぬ出来事が重なり、立ち止まることも多い1年でした。(汗)しかし、その中で「自分を必要としてくれる人がいる」という実感が、何よりの励ましとなり、本厄を無事に乗り越える力になりました。

来年は後厄にあたりますが、過度に恐れることなく、これまで学んだ事を胸に笑顔で乗り越えていきたいと思います。また、午年にあやかり、馬のように爽快に、そして全力で走り続ける1年にしたいと考えております。個人的には、見た目の面でも少しずつ改善していくことを、来年の小さな目標にしています(笑)温かいご声援をよろしくお願いします。

それでは、この1年間で最も力を入れ取り組んだ「おせっかい商店街vol2・vol3」について、お話をさせていただければと思います。

おせっかい商店街

episode
昔は、
「美味しい野菜出来たしこれお裾分け」
「ちょっと作り過ぎたし美味しいか分からんけど食べて」
「○○ちゃんどうしたん。大丈夫か」
「こらっ!悪い事したらあかんやろ!」
と優しいおせっかいたくさんあったと思います。

私も、小さな時に近所のおじさん・おばさんに怒られることが日常茶飯事でした。

時代が変わり「おせっかい」というワードが聞かなくなったと日々感じておりました。「おせっかい」と言う(言葉・行動)がもっともっと増えればよい地域になる。そして、皆が幸せになれる。と確信しこの様なイベントを立ち上げました。

この企画に賛同いただいた鈴木さん・原さん・平元さんに感謝しております!

背景

〜認知症になってもワクワクしたい〜
だれもが認知症になりうる現代では、たとえ認知症になったとしても本人の「やりたい」が叶う地域社会システムが欠かせません。その願いがもし「自力では難しいこと」だとしても、まわりが全力で「おせっかい」すれば不可能はない。そう思いませんか?

おせっかいは「受ける人」と共に「する人」にとっても、自己実現と社会参加の機会を創出します。

〜商店街をもっともっと魅力的に〜
空き店舗の増加が続く商店街の現状。私たちは今一度、商店街の意味や価値について深く考える必要があるのかもしれません。

「商いは誰かの困りごとや願いを叶えるためにある」。その原点に立ち返ると、商店街が担える役割はまだまだたくさんあるのではないでしょうか。認知症高齢者の生きがいを支えることで、商店街に新たな魅力を創出します。

〜豊かなまちづくりコミュニティ〜
高齢者、地域住民、商店街、子どもたちが一体となり、地域コミュニティの絆を深めます。

おせっかい商店街Vol.2 当日の様子

初回からたくさんの反響や感想をいただいた「おせっかい商店街vol.2」を令和7年7月28日に開催させていただきました。

今回は自学自炊「nalba」さんが会場となり、元気いっぱいの子どもたち「おせっかいにん」、エクセレント修学院・エクセレント東山・エクセレント嵯峨嵐山・エクセレント衣笠にご入居頂いている「おしごとにん」が力を出し合い、「おきゃくさま」に手作りの料理を振る舞いました。

オープニングセレモニーでは、保育園児の合唱や生演奏コンサートが行われ、食後には新大宮商店街サーカスコーヒーさんの愛情たっぷりのコーヒーも振る舞われました!(^^)! 総勢60名が会場を埋め尽くし、大変な大盛り上がりのひと時となりました。

子どもたちの純粋で無邪気なパワーと「おしごとにん」の柔らかく温かい優しさは、お互いにとって必要不可欠であると感じました。それぞれを見つめる眼差しは、ふたつでひとつのような感覚がありました。

普段から子どもたちに全力で生きる力を養わせておられるnalbaさん、そしていつも一緒にワクワク・ワンダーなことをご一緒して下さるあいらいふ京都店さん・コノチカラさん・サーカスコーヒーさん・ご協賛ただいている皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。

おせっかい商店街は、次回もさらに面白く、そして笑顔が溢れるように、引き続きアイデアを練ってまいります。

おせっかい商店街Vol.3 当日の様子

おせっかい商店街vol2の改善点などを生かし、そして豊かなまちづくりコミュニティの絆を深めるために、Vol.3として、【エクセレント衣笠 おせっかい商店街】を令和7年11月24日に開催いたしました。

店舗ブースにつきましては、vol1の舞台である「新大宮商店街」より、wonderdiningSOW・就労継続支援B型GRAIN・新大宮商店街、vol2の舞台である自学自炊ナルバ・小児がん支援団体Philia・エクセレント衣笠の5店舗が出店されました。子どもから高齢者まで笑顔で楽しく関わりが持てる様に「昔懐かしい屋台」を設けました。

天候の心配や、「お客さまが本当に来てくださるのか」という不安もありましたが、オープンすると大賑わいとなり、100名程度のお客さまがお越し下さいました。

久しぶりの再会を喜ぶ子どもたち。一生懸命笑顔で楽しくおしゃべりをしながら、おきゃくさまへのおもてなし。「この舞台には壁なんてものはない」と心より感じました。

最後に

おせっかい商店街に関わる方々お一人おひとりが主人公であり、そして未来に持続できる最高の舞台である。「これから様々な場所で出店していきたい!」と心から強く思っております。

皆様のご協力を得ながら、おせっかい商店街コミュニティを作ってまいりますので、「一緒に活動してみたい」と思われた方は、是非、お声かけをお願いいたします。

グループホーム・小規模多機能型居宅介護
エクセレント衣笠
スーパーバイザー・施設長 佐野 健司



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