最近、「音楽療法を施設の取り組みとして行っている」と伺う機会があります。
一般的に療法と呼ばれるものは経過を観察して日常の暮しの変化を記録するので結果を公表するのに時間や記録の整理等とても大変な取り組みになってしまいます。
しかしながら、ご入居者の楽しそうな顔や生き生きとした歌声を聴くと音楽を聴いて元気になる様子や楽しくなっていく経過など記録してみたいと思ってきます。
音のある環境で過している我々にとって懐かしい曲や気分の乗る曲などは日常生活において活気が出てきます。音楽療法も行ってみたいのですが何気ない時間に集まり歌ってみるのも刺激になり良いものだと職員の演奏を聞いて思いました。
身体機能が低下して行く為、出来る事が少なくなっていく、ご入居者にとって『生きがいを見つける』と言うのは大切な事です。
ご入居者が生きがいを感じられる1つは音楽を聴く事、歌を歌う事だと思っており、ご入居者の皆様、歌謡曲は勿論の事、童謡や知っている歌ならなんでも口ずさんで歌ってくれます。
笑顔になられながら『懐かしい』と思い出を語ってくれる方もおられました。
これからも生きがいと喜びを結びつけられるように衣笠では色々な楽しい事を提供したいと考えています。
エクセレント衣笠
施設長 阪上 利幸