何気ない日常の中での楽しみ

2023.01.13 / スイート嵐山

グループホームの皆様と過ごすようになって4年になります。
介護士としてはまだまだ駆け出しではありますが、仕事をする上で常に心がけている事があります。

全てのご入居者様に1日1回は自分から話しかける事ということです。
業務、支援での声かけではなく、何気ない会話をする事です。
これの難しい点は、なかなか思うような答えが返ってこないということです。

ご入居者様を怒らせてしまったり、不安にさせてしまったりしては元も子もないので、慎重に言葉を選んでお声かけをしています。
そっけない返事をされることもありますが、その時は、また時間をみてチャレンジしています。

もう一点、大事にしているのは、目を見て同じ視線でお話をすることです。
普段、うとうとしがちな人や、どこかをじーっと見つめている人と目線を合わせて会話をしていると、あるタイミングやキーワードでパッと大きく目を開いてニコッとされたり、大きな声で返事をして下さったり、思わぬお話が聞けたりします。

この瞬間が私はとても好きです♪

介護の仕事について最初の頃は、緊張感が先にあり、慣れるまではどのように話かければいいか分からない時がありました。
「今日はいいお天気ですね。」「素敵なお洋服ですね。」という何気ない一言からはじめればいいんだという事がわかってからは、とても気持ちが楽になり、楽しくなったことを覚えています。
本当はご入居者様も誰かとお話したいと思っておられるのだと思います。

そんな中で思い出した事があります。
そういえば、古くからの喫茶店では、たまたま隣あっただけで意気投合し元気に会話を楽しんでおられるご年配の方々がおられました。
喫茶店の雰囲気なら、もっと会話が弾むのかなという想いから、喫茶レクを2年前から始めました!
今では趣向を凝らしながら月に1回のペースで続けています。

ウエイトレスもお客様も、ご入居者様・ご利用者様にしていただき、職員はあくまでもサポート隊です。
皆様の性格なども考慮しながら席順なども考えています。

新型コロナウイルスが落ち着けば、ご家族様や地域の方もご招待をさせて頂きたいと思っています。
こんな風にして、穏やかな楽しいひとときを過ごして頂く為の私の野望は、まだまだ続きます♪

グループホーム・小規模多機能型居宅介護
スイート嵐山
介護職 山崎 明日香



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